2011/03/27

Unite for Friends Music Video

Unite for FriendsのMusic Videoが完成。

シンガーの皆さんには「皆さん自身の自宅環境やスタジオで、極力電力消費を控えて録音して下さい」というルールを課したので、映像は暗いし、みんな寒そう。テレビじゃまず流れないでしょう。笑

でもこの寒そうながらも暖かい映像が、今は未だYouTubeを観る事も出来ない人達や観たくないと思っている人達の、今後の心の支えになり得ないだろうか。そんな事を思っています。

THIS IS MY SOUL

THE BAWDIESのオフィシャル・ルーツ本が今週3/30に発売に。
自身のルーツ・ミュージック=ブルース、リズム&ブルース、ソウルを語る内容で読み応えあり。インタビュアーさんとあまり話が噛み合なかっていなかった気もするのだけれど、、、私も少しだけコメントを寄せています。


発売日をずらさない決断は、葛藤の末のものであるとうかがえる。誰もが様々な選択を迫られる時、決断して前に進む姿勢は支持したい。予約はしたけれど購入出来ない人、手元に届かない人、買いに行けない人。いろいろな人が居て、今後も相当大変だろう。物流倉庫もたくさんダメになってしまっている状況下、商品管理にかかる手間は計り知れない。予約した人達全員に手渡しでもしに行ければ良いのだが。。


価値観が変化し、より心の豊かさが求められる時代が来るのでなはいだろうか。この逆境を乗り越えて、まだ世界中の誰もやっていない強い音楽コミュニケーションを日本で生み出せないものだろうか。今は暗中模索をしつつ、一日一歩、前進したいと思う。

Unite for Friends (Alternate Version)






アコギ以外の楽器も入ったオルタネイト・バージョン。
ニュース映像で観る被災地の方々の凛とした姿にインスパイアされたアレンジです。


今回も無料でダウンロードできます。
支援をご希望の方は有料版をどうぞ。100円以上で自由に値段をつけられます。PayPal手数料を除く売上の全てを、あしなが育英会の、東日本大震災・津波で親をなくした子どもたちのケアを目的とした「東北レインボーハウス」建設募金に寄付します。

2011/03/26

UFF OFFICIAL SITE

レーベルのこと、UFFのこと、震災のこと、日々の戯れ言、と散らかって来てしまっている。。
UFF関連を別にとりまとめました。

UFF OFFICIAL SITE

本日、Unite for Friendsの別バージョンもUP予定!

オーケストラ!

映画「オーケストラ!」をiTSのレンタルで。日本では約1年前の公開? 知らなかった。。
期待して観たんだけれど、これは裏切られなかった。良い映画。 泣けて笑えて音楽の素晴らしさに溢れている。ヨーロッパの歴史、文化に対する理解度が深いほど楽しめると思う。
東欧ならではのジプシーミュージックの描写もあり、ツボ。これはオススメ。

2011/03/24

東京エスムジカ「誇り高く」

かつてビクターに勤めたいた頃に担当していたバンド、東京エスムジカがオリジナルメンバーによる新作を発表した。もともと夏に向けてオリジナルメンバーで曲を作る話や、ライブも企画しているというのは聞いていたのだけれど、3月11日以降の彼らの行動は早かった。

メンバーのYongAeは私の企画したUFFのシンガーの一人でもあるのだけれど、彼らとこちらの動きはほとんど同タイミングだったので、リーダーの早川大地君と連絡を取り合いお互いの持つアイデアを共有しあった。共通の目的のために。

予定より早く再始動をした彼らが、今後新しい曲を作り、ライブを披露してくれることを考えると楽しみでならない。もともとつらい音楽業界。止まることなくどんどん活動して欲しい。

特設サイト

2011/03/23

君の住む街

プロモーションやデザインの協力をさせてもらっているMeguMild。いよいよ本日タワーレコード限定シングル「君の住む街」が全国のタワーレコードでリリースに。美メロ。

 暑苦しくってイイ奴らです。

2011/03/21

Unite for Friends 配信開始!!

Unite for Friendsの配信を開始しました。

Bandcampで無料ダウンロード出来ます。
詳細ページはこちら。

同一の楽曲を有料でも配信しています。PayPal手数料を除く売上の全てを、あしなが育英会の、東日本大震災・津波で親をなくした子どもたちのケアを目的とした「東北レインボーハウス」建設募金に寄付します。
寄付金の値段は100円以上で自由に設定して下さい。
詳細ページはこちら。

UFF:東北関東大震災発生から二日後の2011年3月13日、Blue Finger Recordsの呼びかけに応え、平岡恵子、堀田義樹(imaginations)、YongAe(ex.東京エスムジカ)、戸田和雅子、Michiko(Baby Tears)、田中菜穂(Taja)、カオリ(Hi-Endorphin)ら7人のシンガーと、永田”zelly”健志、名越由貴夫、Tomzuin h、石村順、伊藤勇気、狩野佑次(Taja)、森本ユウジ(Hi-Endorphin)ら7人のミュージシャン、仙台市若林区出身の映像クリエイター沼田秀樹によって一夜にしてUFFを結成。数日の後この動きに賛同した、漫画家の佐俣ユミと、グラフィックデザイナーの阪谷圭一、名古屋から、ViVi、柏本圭二郎の2人のシンガーが参加し、各自の自宅環境で極力電力消費を控えて録音するというルールと、不安と孤独を抱える人と結束するという強い信念のもとに「Unite for Friends」を制作。即発表。

ユナイト

曲を作りました。素晴らしい才能が結びつき、作詞、作曲から始まり僅か1週間で作り上げました。
タイトルは、Unite for Friends。

音楽は常に私たちの生活とともにあり、時が経っても人の心に寄り添い続けるものだと思っています。

現在、Music Video制作中。



UFF PROFILE
東北関東大震災発生から二日後の2011年3月13日、Blue Finger Recordsの呼びかけに応えた、平岡恵子、堀田義樹(imaginations)、YongAe(東京エスムジカ)、戸田和雅子、Michiko(Baby Tears)、田中菜穂(Taja)、カオリ(Hi-Endorphin)ら7人のシンガーと、永田zelly健志、名越由貴夫、Tomzuin h、石村順、伊藤勇気、狩野佑次(Taja)、森本ユウジ(Hi-Endorphin)ら7人のミュージシャン、仙台市若林区出身の映像クリエイター沼田秀樹によって一夜にしてUFFを結成。数日の後この動きに賛同した、漫画家の佐俣ユミと、グラフィックデザイナーの阪谷圭一、名古屋から、ViVi、柏本圭二郎の2人のシンガーが参加し、各自の自宅環境で極力電力消費を控えて録音するというルールと、不安と孤独を抱える人と結束するという強い信念のもとにオリジナル曲「Unite for Friends」を制作、即発表。

Unite for Friends
作詞:堀田義樹、戸田和雅子 作曲:平岡恵子
 

いつものような夜明けを きっと待っていた
悲しみなんていらない そう思っていた

時計の一秒がこんなにも長いなんて
涙色の空 想いよ届け いま

Feel all that days
君のそばにいるよ
We'll see somewhere someday
僕が声を聞くよ
朝も夜も ずっと

言葉になる気持ちは ほんの少しだって
共に過ごした思い出は 今日も残っていて

痛みも笑い声も何回でも分け合った
もう一度伝えなくちゃ 君はひとりじゃない

Feel all that days
一番そばにいるよ
We'll see somewhere someday
こわれそうな心
抱いた時も ずっと

優しさも愛さえも 本当言うと解ってない
それでも伸ばす手を 僕にあるすべてを

So believe, all that days
君のそばにいるよ
We'll see somewhere someday
僕が声を聞くよ
朝も夜も ずっと

Unite for friends
Unite with you
Unite for friends
Unite for friends

2011/03/18

明日 み空 vol.4

明日、3/19(土)に下北沢mona recordsで行われるイベント
「み空 vol.4」に、
平岡恵子は予定通り出演します。

OPEN 18:00 / START 18:30
ADV 2,300yen / DOOR 2,500yen(共に+1drink別途)


誠に申し訳ございませんが、公演中止が決定しました。
またの機会に是非お越し下さい。
こちらのブログに主催のirisさんがおしらせを掲載されています。
http://www.myspace.com/irismusica/blog/542419651

2011/03/09

とりとめもない音楽ビジネスの話 #4


さて、前回軽く触れたフィジカル商品に続いて今回はデジタル商品の話。


デジタル商品を新しいものと捉える人も居ればデフォルトのごく普通のものと捉える若い世代も居る。生の音楽の録音物、複製物と言う意味ではヴァイナルも配信も“レコード”。ここで書くフィジカル商品(=パッケージ商品)とデジタル商品はどちらもレコード(=録音物)のこと。


配信がCDの売上減を補完していないと言う話は前にも書いた。つまり、レコード・ビジネス自体がオチているわけなのだけれど、日本の音楽ビジネスは永らくレコード・ビジネスがその中心にあった。ざっくり言えば電機メーカーのハードを売るためのソフト事業が日本のレコード会社のはじめ。今のように(放送も含む)インフラ・ビジネスや広告ビジネスのための1コンテンツではなく、もとはプレーヤー(蓄音機)と一緒に売られていたものだ。それがいろんな意味で日本の音楽ビジネスの柱になっていた。


このことをふまえて極端な言い方をすると、卵が先か鶏が先かみたいな物言いだけれど、CDが売れないのは音楽需要がなくなったからではなくCDプレーヤー自体が売れなくなったからだ。電車の中でポータブルCDプレーヤーの中身を入れ替えている人なんて全くと言って良い程見なくなったし、一時期のDJブームみたいなものも去ってアナログプレーヤーを持っている人も多分少ない。音楽を聴く環境は完全にシフトしている。そんなパラダイムシフトに音楽産業が追いついていないのが今だろう。


なぜ追いつけないか。多くのカタログや専属アーティストを抱えるが故に「全部OK」ではなく、「ほぼ全てNG」を選んでいるのがメジャー・レーベルの現状。だが、インディペンデントな動きとしてはとっくに新しい手法は試されているし、海外では売れているアーティスト達も新しい手法を試し始めている。


PayPalの決裁システムを使って言わばネットで手売りするミュージシャンやレーベルも増えているし(友人でありリスペクトする音楽家でもある東京エスムジカの早川大地君も軽やかにこのスタンスを試行。SUPERNOVAと言う素晴らしい新曲を自身のサイトで販売している)、アメリカのBandCampというサイトを利用すれば、無料配信や有料配信だけでなくフィジカル商品も販売出来る。販売価格を自ら決定することはもちろん、ユーザーに値付けしてもらうような仕掛けも可能で日本からでも利用可能。その上手数料が驚く程安い。(国内のサービスだとクローズドなサービスだけれどDIY STARSが近い。)


こうなって来ると誰もが簡単に自分の曲を発表しビジネスを展開出来る、、気がする。。だが、簡単に出来ると言う事はつまり、ここまでは誰でも出来るということ。いくらシステムだけ組んでも誰も知らずにゼロ・ダウンロードでは全く話にならないし、うまくそこで最初のファンを獲得したとして、その後どのようにエンタテインしていくかという課題がのしかかる。つまりビジネスとするのであれば、重要なのはやはり中長期的にみたマーケティングプランだ。


このマーケティングプランの策定は自分自身このところもっと時間を割いていることの一つであり具体策も生まれつつある。どのように差別化を図るか。ネタバレになるので詳細は書けないけれど、旧来のヒットさせるための音楽の作り方とは違い、逆方向にセグメントすることによりユーザーを楽しませることが重要だと捉えている。


当然だが、今後のマーケットがどう変遷して行くのかも見ていないとマズい。ネットで手売りする場合などはMP3やDRM(Digital Rights Management)のかかった圧縮データではなく、WAVやAIFFやロスレスのファイルで配信することも勿論可能だが、これは「CDやヴァイナルは音が良い」というモデルを根本からひっくり返してしまう可能性が高い(CDにも容量の問題があって最高のフォーマットでは決して無い。ちなみに技術的にはDVDの方が高音質は可能)。技術は進歩するもので、「ネットを介してケータイやPCで聴く圧縮音源は音が悪い」なんて言ってる時代も間もなく終了だろうね。


では、来るべきそんな時代に何をもってコミュニケーションを図るのか。セグメントされた時間や場所に応じてフィジカルやデジタルの商品を絶妙に供して、気の合う人達を楽しませたいと思っている。

2011/03/08

「W100 シンガー・ソングライター 今という時代を探る」

3月16日(水)に発売となるムックに、平岡恵子が掲載されています。
『W100 シンガー・ソングライター 今という時代を探る』
シンコーミュージック・エンタテイメントより
2011年3月16日(水)発売 (本体価格 1,000円+税)

女性が自作自演で自分の主張を歌いだしたのは、いつの頃からなのだろうか?女性ならではのメロディと言葉、歌声、そしてなによりも体内に命を育み生み出す宇宙を抱く、女性独特の鋭い感性と視点で時代を切り取り、時にはるかな未来を、時に普遍で壮大な世界を届けてくれる。2010年代を担う若手シンガー・ソングライターを中心に、時代を超えた女性シンガー・ソングライターたちの声を集め、現在という時代を生きる女性たちの想いとシンガー・ソングライターという仕事を改めて検証する。

2011/03/02

インディーズ抹茶

去年から始めて、家で抹茶を点てています。
表でも裏でもありません。インディーズです。
例えるなら古いリズムボックスに重ねるガットギターをカセットのMTRで録るような素朴な質感。

言い過ぎました。

青色申告の期限を目前に控え心穏やかでない時など、この緑色が格別ですね。
ヨーロッパの某所でインディーズ抹茶ムーブメントを仕掛けたいと画策中。
この企画に協力してくれる企業はないでしょうか?
まずは作戦会議がてら野点に行きましょう。